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ちーちく

ちーちくを食べたのはもう随分昔のことでありました。
料理を簡素に済ますということを全く知らない昔気質の名残の強い家庭でしたのでお晩飯にちーちくが用意されるということは当然のことながらありはしませんでした。
そんなわけで私がちーちくを今だに覚えているわけは背丈が丁度雪祭りの日に子供たちによっておまけのように作られた小さめの雪だるまと同じほどの頃の話になるのでしょう。
ちーちくをどれだけの人が知っているかと問われますと口を濁らせるしかないのは私の思い出せる範囲ではちーちくが笑い話の種になったことも主題の表側に立ったこともさらには食事の裏側に見え隠れしたこともなかったからなのです。
お腹を空かせて赤い弁当箱のふたを取りますとまず、楽しい話から言い合い、次第に礼儀作法の良くない悪口にまで会話というものはきまりごとや段階もなしにどこかへ飛んでいきますので、その端橋に出る食事の話といえば、見た目の明るいうさぎりんごのことや、炊き込みごはん。変わったものになってくるとカレーライスなど特別目のひく物事に限定されるでしょう、第一印象でこの頃からも物事を捉えていたのだと、時折彩りを添えるようなパセリを噛んだ後の苦いもの想いをするのですが、例えば誰か他の知人が広げた弁当箱にこのちーちくが入っていたとしても私は何もこのちーちくに特別な味も感動も持ちはいたしませんし、それにまつわる出会いと甘酸っぱい物語を経験したわけでもないのです。
それなのに突然ちーちくが頭をよぎったのはどういう訳があるのだろうかと。疑問は砂糖大さじ1、塩小さじ1、醤油大さじ2の配分で作る料理のさじ加減をどこかで間違い不ぞろいな気持ちにすら陥り果ては、腹に収まらないもどかしさをなんとかするために私の知りうる一言の説明だけここで述べておしまいにしようとそういう心持に至ったのです。
ちーちくとはチーズ竹輪のことであります。
グヤーシュという食べ物よりは多くの方がご存知だろうと私は想っております。ですが二つは全く似ても似つかぬ食べ物であるので片方からもう一方を想像することはお控え下さるほうがよろしいかと存じあげます。グヤーシュはクロスグリに赤みを足した色のスープでチーズ竹輪は竹輪の中にチーズを入れた固形物でどこで生み出されたレシピかはおぼろげにも記憶にはございません。
もし知っている方が居られたならそれは料理の専門家だと申し上げても差し支えないのではないかと考えるでしょう。情報は知りたいと思えば大抵の場合糸を引き上げるだけで次から次へと幅広く出てくるものですが、糸を引こうと想うことがなければ例え近くにあったとしても記憶に止まることはあまりないことでございましょう。
 そもそもレシピと言っていいのかさえ悩むこの二つの料理ですが、二つをあわせて煮込めばあの黒く辛いスープも少しばかりおいしくなるのではと想うのです。
私の想像するちーちくは時折生のものでありますが、焼いてあるものの方が随分おいしかったと思い出します。焦げのついたものが元来好きな性分でありますので焼きちーちくとなれば、桜の文様の入った専用の晩酌を片手に月を見上げ、その横には荒く裂いたイカとくだんのものを付け合せれば時は平安と過去の時世に飛んで今をふけることもそう難しくはないでしょう
 そうこう言いながらたまらず月を見上げ酒を嗜むことを色づけているだけなのです。
今宵に一句歌うほど上機嫌とは申しません。


人物素描
 人を描くさいにはその人の特徴をなるべくだしてやりたいと想うには想う。考え方口調、どんな方向に視点があるのか。しぐさ、意外な面、などなど絵や音楽と同じで気をつけてみれば注意点は果てしなくある気がする。
めんどくさい。
こういう人を描くときはもっと語彙と知識が欲しいと想うわけだ。難しいことを難しく話す人も結構居るわけだから。
なんとなく今日はちーちくを思い出したのでそれで素描してみた。
どうしてちくわの穴にチーズを入れたのか別にアスパラガスでもよかろうに。
私はアスパラはベーコン巻きがおいしいと想うのだけど。
ごぼうとにんじんを巻いたのもgood味付けはなんだったっけ?思い出せないな。
最近食べた覚えがないから。
 酒が飲める人にはつまみとしておいしいんじゃないかと想う。

レシピ物語は

あらいけない、今日はお父さんの弁当に入れるおかずが足りないわ。ええと冷蔵庫に何か簡単に作れるものはないかしら、どうせ美味しくなくてもお父さん気がつきはしないしっと…
昨日焼きうどんに使った竹輪が半分と極上プリンは私のおやつだしらっきょうを山もり詰め込むわけにもいかないわねぇ、後はチルド室に何か……パンに乗せる固形チーズが一つか……
よし! いいこと考えちゃった。竹輪にチーズをつめてそのままお弁当にいれてっとうん。完成!(やったね私)見た目の彩りもよくてきっと食べても以外にいけるんじゃないかしら。
庭から犬のケビンが返事をして頷いてくれた。
私は満足してメロン柄のエプロンを外し時計を見た。
あっ!! いけないもう、朝ドラが始まっちゃうわ。こんなことに時間かけるんじゃなかったもう貴方のせいだからね。バタバタ。(バタこさん)以下略

こんなところでしょうか。
貴方のせいだからねとか生易しいことはきっと言わないでしょうが、個人的希望により脚色をしました。
どこまでそういうのを入れ込むのかは塩梅が難しい。
もっと理想にすれば、一生懸命夫のために弁当を作る奥さんを描きたいところですが。10年、二十年、四十年ともなると、いずれかにはこっぺパン、ジャムパン二個か500円玉が台所の上に置かれていることになるんだと想像すると目頭が熱くなるわけです。
テレビに夢中で鬱陶しがられるようになるなんて
おとったん切なす。
ちょっと、想像しすぎました。

それでは
良い夢を
  
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