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「そう全部消えたの。
12月27日から今日まで、貴方が必死になって考えていたアイデアは誰の目にも留まらないうちにその存在意義を抹消された。
誰かが貴方の邪魔をしようとたくらんだわけじゃない、ただのプログラムの破損と欠如。何万回ものロードを繰り返すうちに電子の記憶はどうしても劣化してまう。貴方の脳も朝起きて夜を迎える間には眼に留めた映像のほとんどの部分は抜け落ちたページのようになってしまう。どんな優秀に作られた非人間的知能を用いたとしてもその精度を99パーセントから完全にすることはできない」
もう、このデータは元に戻らないってことか?
「貴方の中で失った27日午後2時から現在までの記憶を端から構築することができれば恐らく擬似的な再現は可能」
 つまり、新年隠し芸大会なんぞ何の興味も持たない俺がのんびりチャネルを代えながら結局はどうでも良い様な美男子勢ぞろーいのハーレム恋愛ドラマを何時間もの間猫があくびをするように斜めに見ているうちに浮かんだ朧げな閃きだと勘違いしようとした一切のことは今日からの作成にちーっとも役になどたちはしないどころか、まだ隠し芸大会を見ながら新春の笑いのネタを探した方が有意義だったということなわけだ。
 初詣で引いた一番、大吉と書かれたありがたい御神籤はいったい何だったのだろうか。
 神社でナイスバディな巫女が突然新年のお喜びにと抱きついてくるわけでもなく、不満が残るばかりだ。
「データの一時的齟齬は貴方の思考を特別に邪魔するものではない。ある一つの閃きは失われても次の閃きに連鎖している」
「どういうことだ?」
「仮に貴方が森の中の道を歩いていたとする。そこはいつも明るい場所ではなく闇と昼を絶え間なく繰り返している。光が差し込む場所では道は無数に広がりを見せて貴方は方向を上手く定めることができなくなる。太陽が沈み闇が世界を包んでいるとき貴方はある星を見る、そしてその方向へ歩いていくと珍しい出来事に出会いそして突然消えてしまったしばらく時間が立つとまた星をみつけ何回もその動作を繰り返していく」
「…何度も思い返そうとすれば思い出せるってことか?」
「違う二度と同じ時間、同じ出来事には会う事はできない。全てが繰り返し一致する確立は人の時計では計算できない」
「まてまて、話が難しすぎてわからない、もっと簡単に話してくれ」
 くだらないことに脳みそを使う徒労を考えてくれ。
「光は同じ条件で現れはしない、歩いてきた方向、気持ち、その前にあった出来事はもう一度同じ方向から歩いてきてその光に辿りついたとしても同じではない」
「つまりあれか、過ぎ去ったことは二度と起こることがないから諦めて別のアイデアを出せってことか?」
「そう、でもそれは完全に別とは言えない」
「まあ、正確に言うとそうだが、それこそ俺たちが持っている精度は日常デジャヴ程度のものだと思うが。毎日歯磨きを繰り返してれば、さっきしたばかりだってのに忘れちまってるようなその程度の議論じゃないか?そもそもそんな話をしたって、消えちまったデータが復活するわけじゃない」
「だから、また別のアイデアを浮かべれば良い」
もしかして慰めてくれてるのか?
「その答えはデータにない」




小説を保存しようとしたら
パソちゃんが止まってしまって
強制終了したとです
立ち上げてみると
あらあら
データがふっとんじゃってます。
ちょっぴり悲しかったので
知らない誰かに慰めてもらいました

眠たいねぇ
お休みなさい
  
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